Naoya Kaneko (@n_kane)
ISPでソフトウェアエンジニア兼ネットワークエンジニアとして、ルータ製品やWi-Fiアクセスポイント製品のファームウェア開発を生業としています。 無線LAN(802.11)あるいはWi-Fi技術を中心として、下は無線LAN NICのドライバや802.11スタックの開発、各種サービスデーモンの設計・開発、上はイベントWi-Fiネットワークの設計〜運用までをやっています。 本業のソフトウェアエンジニアとサブのネットワークエンジニアの帽子を適宜切り替えながら楽しそうなことを探しています。
連絡先
- メール : enukane at glenda9.org
- twitter: @n_kane
- GitHub: enukane
- Slideshare : enukane
- Blog: #error NO_MONEY
- Amazon ウィッシュリスト: n_kane.wishilist()
興味のあること
Wi-Fiネットワークの構築・運用、802.11とネットワークスタックの開発、キューイングアルゴリズム、RF技術、OSなどの低レイヤ技術
職歴
2011/04 - 現在: ソフトウェアエンジニア@IIJ
- ルータおよびサービスアダプタのファームウェア開発
- 802.11を中心として、ドライバからネットワークスタック、ユーザランドまでの関連ソフトウェアの開発・改良・機能追加
- アクセスポイントおよび802.11に関する技術・研究調査を通した新規機能の検討〜実装とサービスインまで
- ビジネス/サポートチームに対しての無線LAN全般に関する技術支援
- その他プラットフォームソフトウェアを活用した新機能の導入
- 短期間イベント無線LANネットワークの企画・設計・構築・運用
- 数十人〜線数百人の同時接続数が見込まれる環境への無線LANネットワーク提供における設計・構築・運用
- 限られた時間内での構築・撤収を行うための構築メンバのチーム組織と連携
- 無線LANを中心としたモニタリング・サーベイ手法の研究調査
- 実ネットワークへの製品の適用を通した修正および機能のフィードバック
学歴
2009 - 2011 博士前期課程
筑波大学 システム情報工学研究科 コンピュータサイエンス専攻
- 修士論文: 「インスタントメッセンジャを利用した協調アプリケーションのための通信基盤」
2005 - 2009 学士(工学)
筑波大学 第三学群 情報学類
- 卒業論文: 「IMRPC: インスタントメッセンジャを用いたRPCフレームワーク」
賞罰
- 学類長賞 (2009)
- Comsys 2008 ポスターデモ発表研究奨励賞 (2008)
出版・発表・業務外活動等
論文
ポスター発表
- “インスタントメッセンジャを用いたネットワークファイルシステムの実現” Comsys 2008 ポスターセッション
同人誌
- “chan.c 解読室”, 2010/12 C79
- “Plan 9で作って学ぶvirtioの設計と実装: 準備編”, 2011/12 C82
- “Plan 9で作って学ぶvirtioの設計と実装: 実践編”, 2012/08 C83
- “9FS Illustrated”, 2012/12 C84
- “マスタリング 802.11 on 9 : +無線LAN的なあれこれ”, 2013/12 C85
- “キャプチャリング 802.11: ひたすら収集するお話”, 2014/08 C86
- “Harvey OS 読本”, 2015/08 C88
- “キャプチャリング 802.11: ひたすら収集するお話 2015”, 2015/12 C89
- “The Plan 9 Assembler Handbook”, 2016/08 C90
- “キャプチャリング 802.11: ver. 2016”, 2016/12 C91
- “キャプチャリング 802.11: USB Wi-Fi アダプタを選ぶための手引き”, 2017/08 C92
- “キャプチャリング 802.11: PCIe Wi-Fi アダプタ編”, 2018/08 C94
勉強会発表
- “LP49 SystemCall Gateway”, 第5回カーネル/VM探検隊 LT (2010/08/22)
- “VirtIOの基本的なところ”, VirtIO勉強会 (2013/06/09)
- “モバイルするハニーポット無線LANアクセスポイント”, 第1回ハニーポッター技術交流会 (2017/09/30)
コミュニティ活動
2017/10 - 2018/06 : Interop ShowNet NOC メンバー (無線担当)
Interop Tokyo 2018 ShowNet NOC 無線担当として、として、十万人を超える来場者そして幕張メッセの広大な環境に対して無線LANの提供を行いました。 それにあたって、構築・運用作業およびそれらのサポートを行いました。
2015/08 - 現在 : CONBU プロジェクトメンバー & コアメンバー
2015/08よりCONBUプロジェクトメンバー、2016/01からはコアメンバーとして、各種イベントにおいて来場者用無線LANネットワークを提供、あるいはイベント主催へのネットワークコンサルティングおよびサポートを行っています。 基本的な興味としては大規模無線LAN環境における利用動態やそのネットワークの特性調査・研究を核として、来場者が使うWi-Fiの設計・構築を中心に携わっています。 Wi-Fi以外にもイベント毎のニーズに応じて、来場者トラフィックの出口となるゲートウェイ/VPN装置やスイッチ含むL2/L3ネットワーク、あるいは会場内に提供する各種ネットワーク機能や運用監視を行うサーバの構築・運用作業などにも携わっています。
- 2015/08 マルチネ天(代官山UNIT)
- 2015/08 YAPC::Asia 2015 (ビッグサイト) - レポート記事
- 2015/09 LL Ring Recursive (新木場 1st RING)
- 2015/10 PHPCon2015 (大田区産業プラザPiO)
- 2015/11 InternetWeek 2015 (富士ソフト秋葉プラザ)
- 2016/01 DeNA Techcon 2016 (渋谷ヒカリエホール)
- 2016/02 CROSS 2016 (大桟橋ホール)
- 2016/05 TokyoRubyKaigi11 (秋葉原ダイビル)
- 2016/08 iOSDC Japan 2016 (Coconeriホール)
- 2016/11 PHPCon2016 (大田区産業プラザPiO)
- 2016/11 InternetWeek 2016 (ヒューリック浅草橋)
- 2017/03 DroidKaigi 2017 (ベルサール新宿グランド)
- 2017/04 ElixirConf Japan 2017 (秋葉原ダイビル)
- 2017/09 CROSS 2017 (大桟橋ホール)
- 2017/10 PHPCon2017 (大田区産業プラザPiO)
- 2017/11 InternetWeek2017 (ヒューリック浅草橋)
- 2018/02 DroidKaigi 2018 (ベルサール新宿グランド)
- 2018/09 PyCon JP 2018 (大田区産業プラザPiO)
2015/10 - 2017/10 : CODEBLUE NOCメンバー
CONBU同様に、CODEBLUE NOC(CBNOC)メンバとしてイベント来場者へのWi-Fiネットワークの提供を行いました。 主にWi-Fi担当として、AP配置・配線設計やAP・コントローラの設定作業をサポート、構築やトラブルシュートなどに携わっています。
- 2015/10 CODEBLUE 2015 (ベルサール新宿)
- 2016/10 CODEBLUE 2016 (ベルサール新宿)
- 2017/10 CODEBLUE 2017 (ベルサール新宿)
資格・免許
- 第一級陸上特殊無線技士, 2016
- 第四級アマチュア無線技士, 2015
- 第二種電気工事士, 2018
コンピュータ関連スキル
- プログラミング言語: C, アセンブラ(x86, ARM), Bash, Ruby, mruby, Python, Go
- プラットフォーム: Mac OS X, Linux (Debian, Ubuntu), NetBSD, FreeBSD, Plan 9
- ネットワーク機器: SEIL, Cisco (Catalyst, Aironet, WLC, Mereaki), Juniper EXシリーズ, Aruba IAP, Ruckus AP, Ubiquiti EdgeRouter, pfSense, NEC IXシリーズ
- ネットワークプロトコル
- L2: 802.11, 802.3, 802.1X
- L3: IPv4, IPv6
- L4以上: TCP, UDP, 802.1X, PIM-SM, EAP
その他の活動
- Raspberry Piベースでキャプチャデバイスを実装、各種イベント会場での802.11フレーム収集
- 分析結果のまとめを通したイベントごとの特性比較